ZF:独ZF、セルビアの電動車部品工場が稼働

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは12日、セルビア北部のパンチェボで電動車用部品工場の稼働を開始した。電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)向けに、電気モーター、ジェネレーター、電子制御式ギアボックス、マイクロスイッチなどを生産する。当初は300人を雇用し、将来的に1,000人に増やす予定。総投資額は1億6,000万ユーロを見込む。開所式に出席したセルビアのブチッチ大統領は「セルビア全体にとって重要な日だ」と述べた。

パンチェボ工場はベオグラードの北東14キロメートルに位置する。ZFは昨年6月に着工し、第1期工事として1億ユーロを投じて施設面積2万5,000平方メートルの生産棟を建設した。第2期工事では2021年までに面積を6万平方メートルに増床する。

今年2月の報道によると、ZFはこのほか、従業員100人体制で研究開発(R&D)センターを開所することも計画している。

ZFは中東欧ではポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ロシア、ウクライナ、トルコに拠点を持つ。

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