BASF、ポーランドの自動車触媒工場の拡張完了

化学大手の独BASFはこのほど、ポーランド南西部シロダ・シロンスカにある自動車排ガス触媒工場の拡張工事を完了した。面積1万4,000平方メートルの生産棟を新設して2本の生産ラインを導入し、全体で8本に拡大した。また、同社の触媒とフィルターを小型のディーゼル、ガソリン車に装備する設備も整備した。

シロダ・シロンスカ工場はBASFにとって欧州最大の排ガス触媒生産拠点で、欧州、中東、アフリカ市場に製品を供給している。新生産ラインでは最新技術を導入し、CSR(選択接触還元)、窒素酸化物(NOx)アブソーバ、FWC(四元触媒)など多様な排出触媒・フィルターを生産する予定。

BASFは2014年に6,000万ユーロを投じて同工場を開設した。これまでの投資残高は1億5,000万ユーロに上る。

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