ロシア5月失業率4.5%、3カ月連続で改善

ロシア連邦統計局(ロススタット)が先ごろ発表した5月の失業率は4.5%となり、前月の4.7%から0.2ポイント改善した。失業率の低下は3カ月連続。モスクワなど地域によっては完全雇用状態になっている。

過去3カ月の平均失業率を地域別にみると、北カフカスのイングーシ共和国が26.2%と最も高かった。ダゲスタン共和国(13.7%)、チェチェン共和国(13.6%)、カラチャイ・チェルケス共和国(12.2%)、トゥヴァ共和国(11.7%)、カバルダ・バルカル共和国(10.9%)、アルタイ共和国(10.6%)、北オセチア共和国(10.5%)も10%を超えた。ブリヤート共和国(9.4%)、カルムイキア共和国(9.3%)、サバイカリエ地方(9.3%)、アディゲ共和国(8.3%)も平均を上回った。

一方でモスクワとサンクトペテルブルクは共に1.3%で、事実上の完全雇用となっている。ヤマル・ネネツ自治管区(2%)、ハンティ・マンシ自治管区(2.5%)、モスクワ州(2.8%)、ノヴゴロド州(3.1%)、ヴォロネジ州(3.3%)、タタルスタン共和国(3.3%)、ハバロフスク州(3.4%)、カムチャツカ州(3.5%)、ヴォログダ州(3.6%)、ブリヤンスク州(3.7%)も低率だ。

5月の平均賃金は4万8,510ルーブル(約677ユーロ)で、前年同月から8.1%上昇した。(1RUB=1.71JPY)

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