Renault:仏ルノーのスロベニア子会社、新「クリオ」の生産開始

仏自動車大手ルノーのスロベニア子会社レボズ(Revoz)は3日、同国南東部のノヴォ・メストにある工場でルノー「クリオ」の5代目モデルの生産を開始した。新モデル生産に向けた投資額は9,000万ユーロで、政府は600万ユーロ相当の投資優遇措置を適用した。新規雇用は270人。

新クリオの生産ペースは年間8万台、日産600台。来年からはハイブリッド(HV)仕様車の少量生産も開始する。同工場の年産能力は22万台で、クリオのほか小型車のルノー「トゥインゴ」と、兄弟車のスマート「フォーフォー」の電動モデルを生産している。

新モデルの生産開始に伴い、先代モデルの生産は今月末で停止する。レボズのカーン・オズカン最高経営責任者(CEO)によると、先代のクリオはスロベニアで1995年以降最も売れた自動車モデルだった。

レボズはスロベニア唯一の自動車メーカーで、同国のトップ輸出企業の一社。1992年にルノーの傘下に入って以来、これまでに約200万台のルノー車を生産している。従業員数は3,400人。

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