ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領は8日、国内自動車産業の発展に向け、国営メーカー、ウズアフトサノアート(Uzavtosanoat)の生産台数を2023年までに現行の年25万台から35万台へ拡大する目標を明らかにした。部品の国内調達比率も引き上げる。輸出台数は年10万台以上を目指す。
ウズベキスタンは今年10月に自動車産業の保護措置を廃止し、市場経済への移行を予定している。ウズアフトサノアートはこれに備え、国産車の魅力・競争力を高める必要がある。国外コンサルティング企業の協力を得ながら、生産管理システムの近代化、生産コストの最適化に取り組む方針だ。
ウズベキスタンでは今年上半期の国内生産台数が前年同期比で54%拡大した。輸出高は7,300万ドル弱。国内市場の国産車シェアは97%に上った。一方、国産車の国内部品調達比率は乗用車で45%、トラック・バスで24%と低水準にとどまっている。
なお、ウズアフトサノアートと米ゼネラルモータース(GM)との合弁会社GMウズベキスタンは今月3日、GMの資本撤退を受けて、社名を「ウズオート・モータース」に改名したと発表した。