Semperit:オーストリアのゴム製品大手ゼンペリット、ポーランドの原材料工場を増強

オーストリアの産業用ゴム・樹脂製品製造大手のゼンペリットは6月末、ポーランド中部のベウハトゥフ工場の拡張工事が完了したと発表した。製品の材料となるゴム混合物(コンパウンド)の生産能力が67%向上し、同社最大の生産拠点となる。2016年の拡張着手からの投資額は1,700万ユーロに上る。

ゼンペリットは高品質の製品を提供するため、材料となるコンパウンドの自社生産を重視し、生産能力向上に力を入れている。ベウハトゥフ工場の新しいコンパウンド生産施設は年産能力3万トンで、工場全体では7万5,000トンに増強した。同材料は系列会社が製造する窓枠などにも使用される。

ゼンペリットは2000年、ポーランドに地元ベルトコンベア会社を買収して進出した。ゴム混合材の国外生産拠点は同国のほか、チェコのオドリとドイツのヒュッケルホーフェンにある。

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