中国のスマート技術関連企業、中新智擎科技有限公司とベラルーシ国立科学アカデミー情報学研究所は1日、中国企業が運営するベラルーシの工業団地「グレート・ストーン」に、人工知能(AI)に関する研究所を設置することで合意した。ベラルーシ国営『ベルタ通信』によると、両者はスマートロボット、ロボットナビゲーション、スマートビジョン、会話インターフェースなどの分野で協力していく予定。年末までに組織や資金に関する議論を詰め、来年初頭の運営開始を目指す。
今回の合意は同工業団地で開催された両国間の地域協力フォーラムに合わせて結ばれた。同フォーラムに出席した情報学研究所のツジコフ所長は、新しい研究所がベラルーシにおけるイノベーション技術の発展に寄与するものだとして期待を示した。
フォーラムは中国の進める巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として開催されたもので、AIの開発と実用化、AI関連産業に対する支援などについて議論された。