トルコ統計局(TUIK)が12日発表した5月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で1.3%減少し、9カ月連続のマイナスとなったものの、下げ幅は前月から2.5ポイント縮小した。マイナス幅の縮小は2カ月ぶり。製造の減少幅が1.8%となり、前月(4.2%減)から2.4ポイント縮小したほか、鉱山・採石も2.5%と前月(9.3%減)から6.8ポイント縮小した。電力・ガス・スチームは4.1%増加した。
財別でみると、中間財の減少幅が最も大きく6.7%に達したほか、耐久消費財も2.1%減少した。非耐久消費財は0.9%、資本財は3.4%、エネルギーは7.7%拡大した。
同国の鉱工業生産高は2018年9月に2.5%減少し、16年9月以来23カ月ぶりのマイナスに転じた。