世界初の手話の自動翻訳ソリューションを開発している。ベースとなる技術は人工知能(AI)、コンピュータービジョン、自然言語処理(NLP)、機械学習などで、手話使用者の手と指の形、体の動きや位置、顔の表情を読み取り、解析・学習して正確な翻訳に近づけていく。対象としているのはアメリカ手話(ASL)※だが、同技術が確立されれば他地域の手話にも応用が可能になる。同社は米ITコンサルティング大手ガートナー主催の「ワールド・ベスト・ベンダーズ」で、人工知能(AI)分野のトップ5社に選ばれている。
SignAllのロボツカ最高経営責任者(CEO)によると、手話の翻訳作業には人の身振りを言葉に置き換える独特の難しさがある。現在、ASL話者の「語彙」の一部を翻訳できるようになっており、専門機関からは現時点で世界最先端の自動手話翻訳システムとの評価を受けている。目標は聴覚障碍者と健聴者、および障碍者同士の円滑なコミュニケーションの実現で、ビジネスの現場においても、職場における聴覚障碍者の雇用や、同様のハンディを持った顧客へのより良いサービスの提供につながることが期待されている。
同社は2016年、ハンガリーの大手ソフトウェア会社ドルフィオ(Dolphio)のスピンオフ企業として設立された。
※ASL:主に米国やカナダの英語圏で使用されている手話
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