FRRT:放射線治療機器メーカーFRRT、モスクワ近郊に新工場

露製薬大手Rファーム傘下の放射線治療機器メーカー、FRRTがモスクワ近郊のドゥブナ経済特区に新工場を建設する。同経済特区事務局がこのほど明らかにしたもので、敷地面積は2,300平方メートル、投資額は約9億ルーブル(1,270万ユーロ)を予定する。

新工場では主に放射線治療用の線形加速器を製造する。米ヴァリアン・メディカルシステムズから部品や技術を調達し、年間30台以上を生産する計画だ。

FRRTはロシア国営ハイテク企業体ロスナノの系列会社PETテクノロジーの元子会社で、昨年6月にRファームを筆頭株主に迎え、同傘下に入った。Rファームは先ごろ、キャノンメディカルシステムズと医療画像診断装置の国内販売と、将来的な現地生産を視野に入れた枠組み同意書を交すなど、医療機器事業の拡大戦略を明確にしている。(1RUB=1.71JPY)

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