2019/7/31

総合・マクロ

トルコ中銀が大幅利下げ、政策金利19.75%に

この記事の要約

中銀はインフレ率の低下を利下げの理由としているものの、金融緩和に慎重だったチェティンカヤ前中銀総裁がエルドアン大統領に解任された直後の大幅な利下げだけに、中銀の中立性に疑問が投げかけられそうだ。

中銀は今年の平均インフレ率を14.6%と予測している。

一方、エルドアン大統領は「高金利がインフレを招く」を持論としており、中銀の金融引き締め策には一貫して批判的だった。

トルコ中央銀行は25日、主要政策金利である7日物レポ金利を4.25ポイント引き下げ、19.75%に設定した。利下げは2016年9月以来34カ月ぶり。市場は2.5ポイントの引き下げを予想していた。...