2019/8/7

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの7月インフレ率16.7%、9カ月ぶりに上昇

この記事の要約

分野別にみると、構成比重の大きい「食品・非アルコール飲料」の上昇率は前月から1ポイント減の18.2%へと縮小した一方、「運輸(自動車燃料含む)」(13.7%)は同3.7ポイント、「住居費・公益料金」(16.1%)は2.3ポイント上昇した。

同国では昨年、通貨リラの下落を受けてインフレ率が10月に25.2%まで上昇したことから、政府は自動車などを対象とする税軽減措置の延長・拡大を決定してインフレ率の引き下げに努めてきた。

蘭INGは、9月にインフレ率は再び大きく下がるとした上で、同月と翌月の2回の利下げが見込まれ、年末までに政策金利は17.5%になると予測している。

トルコ統計局(TUIK)が5日発表した7月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で16.7%となり、前月(15.7%)から1ポイント拡大した。インフレ率の上昇は9カ月ぶり。市場では燃料価...