イタリアの石油・ガス大手エニは7月29日、カザフスタンのエネルギー省と国営カズムナイガス(KMG)と、カスピ海アバイ鉱区の開発で提携する契約に調印した。出資比率は50%ずつで、両社の合弁会社イサタイ・オペレーティング・カンパニーがプロジェクト運営に当たる。
三者は開発に向けた第一段階として、140億テンゲ(3,250万ユーロ)規模の探鉱作業を実施することで合意した。同鉱区で◇深さ2,500メートルの試掘井1本を掘削◇三次元地震探査の実施――が内容だ。
アバイ鉱区はアティラウとアクタウの間のカスピ海底に位置する。水深は8~10メートルで、これまでのところ3億3,700万トンの埋蔵が推定されている。(1KZT=0.28JPY)