NexenTire:韓国ネクセンタイヤ、チェコ工場がフル稼働

韓国のタイヤメーカー、ネクセンタイヤがチェコに建設した工場が8月28日にフル稼働を開始した。年産能力は当初300万本で、2022年までに1,100万本、23年には1,200万本まで引き上げる。従業員数は現在の800人から最終的に1,300人まで増やす計画だ。総額8億2,900万ユーロに上る投資額のうち、1億4,000万ユーロを政府の助成で賄う。

工場は敷地面積65万平方メートルで、首都プラハ北西のジャテツにあるトライアングル工業団地に建設された。ネクセンタイヤのトラビス・カン社長は、チェコは顧客企業の拠点に近い「戦略的な要衝」だと述べた。製品は主にドイツ、フランス、英国に輸出する。

同社は現在、フォルクスワーゲン(VW)、ポルシェ、フィアット、シュコダといった欧州メーカーのほか、韓国の現代自動車、起亜自動車に製品を供給している。新工場の製品は高級車ブランドのメルセデスベンツやアウディにも供給される見通しだ。

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