MAZ:ベラルーシ商用車MAZ、エジプトと共同生産で協議

ベラルーシ国営商用車大手MAZがエジプトでの生産提携拡大の可能性を検討している。国営通信社ベルタが8月28日報じたもので、ラフコフ在エジプト特別大使とMAZのイヴァンコヴィッチ社長がエジプトのアルアサール軍需生産大臣を訪問し、現地業界関係者を交えて協議した。

ベラルーシとエジプトは2017年に商用車の生産提携で合意した。MAZと農業機械のボルイスクアグロマッシュ(Bobruiskagromash)、エジプトの機械メーカーであるヘルワン(Helwan

Machinery)の3社により合弁事業を立ち上げ、年間500台の組み立て生産を目標に掲げている。

今回の協議では、エジプトでの生産現地化や国内外での製品販売拡大などについて主に意見交換するとともに、今後の共同生産開発ロードマップについて合意した。MAZはまた、エジプトのバスメーカーEAMCOとバス生産提携の意思を確認し覚書を交わした。

MAZは近年、国際生産提携に意欲的で、エジプトのほかベトナムでも合弁事業を立ち上げるほか、国内では中国のトランスミッション最大手の陝西法士特歯輪や、自動車部品・エンジン大手の柴動力との合弁工場建設を進めている。

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