2019/9/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

米ムーディーズ、ブルガリアの格付け見通しを「強含み」に変更

この記事の要約

具体的に、◇財政黒字の達成◇継続的な国家債務の減少◇弁済能力の拡大◇財政準備金(財政のたくわえ)の大きさ◇年金改革のもたらした財政安定性――などを指摘した。

来年も対国内総生産(GDP)比で0.8%の財政黒字を達成し、政府債務は対GDP比19%へ縮小すると予測する。

経済成長は2015年以来、年率3%を超えているが、今後も好調を継続する見通しだ。

米格付け大手のムーディーズは8月30日、ブルガリアの格付け見通しを「安定的」から「強含み」に変更した。長期信用格付けは「Baa2」に据え置いた。堅固な財政に加え、経済成長の見通しの明るさが見直し...