独イオニティ、バルト3国でEV高速充電網を構築

電気自動車(EV)用急速充電器(HPC)ネットワーク整備会社の独イオ二ティはこのほど、バルト3国での充電ステーション網構築プロジェクトで、リトアニアの交通エンジニアリング会社のガタス(Gatas)と契約した。今年12月に着工し、2020年中にリトアニアに3カ所、エストニアとラトビアで計3カ所、合計6ステーションを設置する計画だ。

リトアニアで近年、EV普及が加速するなど、バルト諸国のEV市場は成長が期待される。イオニティのイーレ北欧担当部長によると、同地域では1ステーションあたり充電器を2基設置する計画だが、需要に応じて最大6基まで対応できるようにする考えだ。

イオニティは2017年、BMW、ダイムラー、フォード、フォルクスワーゲン(VW)グループ(アウディ、ポルシェを含む)の4社合弁として設立された。出力350キロワットのHPCを欧州に整備し、EVによる長距離走行の快適性を実現する。現在、約150カ所に設置済みで、2020年末までに24カ国400カ所に拡大する計画だ。

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