スロバキアのイノバット、EV電池の研究開発・生産でコシツェ県と提携

スロバキアの電気自動車(EV)用電池メーカー、イノバットは13日、スロバキア東部のコシツェ県行政当局と、EV電池の研究開発・生産で提携することで基本合意を結んだ。プロジェクトにはコシツェ工科大学、シャファーリク大学、スロバキア科学アカデミーも参加する。

計画によると、まずは研究開発センターを設置し、その後県内でEV電池工場を開所する。県当局は、研究開発作業を可能な限りコシツェ県で行い、さらなる経済発展と雇用創出、投資機会拡大につなげたい意向だ。

イノバットは今年7月、米国の電池素材メーカー、ワイルドキャット・ディスカバリー・テクノロジーズと共同でスロバキアにEV電池工場を設ける計画を明らかにしている。まずは1億ユーロを投資し、来年上半期中に着工する予定だ。当初の年産能力は100メガワット時(1,500個)で、将来的に10ギガワット時まで強化する。

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