ラトビアのチタデレ銀、伊ウニクレディトのバルト3国リース事業を買収

ラトビアのチタデレバンク(Citadele

bank)は11日、伊大手銀行ウニクレディトがバルト3国で事業展開するリース子会社、SIAウニクレディト・リーシングの買収で合意したと発表した。同傘下の保険仲介事業も取り込む。買収手続きは当局の承認を得た上で、2020年1~3月期に完了する見通しだ。取引額は明らかにしていない。

今回の買収は、バルト3国における個人・中小企業向け金融サービスで業界大手を目指す戦略に沿ったものだ。ウニクレディト子会社のリース資産は約8億5,000万ユーロで、チタデレの同資産総額は買収により11億ユーロ超に拡大する。ウニクレディト・グループの革新的な商品や管理システムを取り込み、事業拡大への基盤強化を図る。

チタデレはリテールバンキング、資産運用、融資、リースなどのサービスを提供し、顧客総数で国内第3位、資産規模で第4位につける。バルト3国に加えスイスにも営業拠点がある。

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