ロシア通信大手ロステレコムは13日、子会社ロステレコムTsODを通じて、キプロスに本社登録のあるDDLデジタルシステムズからデータセンター運営大手データラインの全株式を取得したと発表した。これにより、データセンター大手の地位をさらに固める。取引額は明らかにされていないが、現地メディアは最大210億ルーブル(3億900万ユーロ)に上ると推測している。
データラインはモスクワの8カ所で信頼度指標ティア3のデータセンター(総ラック数:4,800弱)を運営する。2018年の売上高は53億ルーブル(7,800万ユーロ)に上った。
ロステレコムTsODは傘下にセーフデータ、ロステレコム
M9、MSK
IX、Mジェニックス、ティオニクス(Tioniks)、TTsI、ロステレコム・デジタル・テクノロジーを持ち、国内15カ所で6,700ラックを運営する。年内に総ラック数を1万2,000へ引き上げる計画だ。(1RUB=1.79JPY)