英製薬大手アストラゼネカ、ポーランド研究開発事業に追加投資

英製薬大手アストラゼネカが今後5年間でポーランドでの研究開発(R&D)事業に15億ズロチ(約3億5,200万ユーロ)を投じる計画だ。薬学を修めた人材が豊富なほか政府の支援もあり、R&Dに適した環境が整っていると判断した。主にワルシャワのR&Dセンターに資金を投じる。

モラヴィエツキ首相は、アストラゼネカの投資判断で「政府の進めてきた『責任ある開発戦略(Responsible

Development

Strategy)』の正当性が確認された」と歓迎。「バイオテクノロジー分野で大規模な投資が行われることで、国の先端技術産業が飛躍的に発展する」と期待感を示した。

アストラゼネカはワルシャワR&Dセンターをグローバルレベルの重要拠点と位置付ける。同センターでは、肺がんなどのがんや循環器疾患、代謝疾患、腎疾患、糖尿病、ぜん息の医薬品開発を手がける。新薬承認までに必要な研究業務全般を扱い、これまでに好酸球性肺炎治療薬を開発し市場化した実績を持つ。(1PLN=28.27JPY)

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