トルコの軌道車両メーカー、ドゥルマズラール(Durmazlar)がこのほど、ポーランド北部オルシュティン市の公共交通会社MPKオルシュティン向けに路面電車を完成した。初回納品は1編成で、2月後半に同市に到着する予定だ。欧州以外のメーカーの車両がポーランドを走るのは初めてとなる。
ドゥルマズラールは2018年夏、MPKオルシュティンから路面電車12編成を1億800万ズロチ(約2,500万ユーロ)で受注した。2編成を今年4月までに、残り10編成を9月までに納品する。契約には12編成の追加オプションも盛り込まれている。
ドゥルマズラール製路面電車に搭載するパンタグラフは、クラクフに本社を置くECエンジニアリングが供給する。同社はドゥルマズラールの地下鉄車両や機関車の設計で長年協力関係にある。(1PLN=28.57JPY)