欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルス(FCA)の2019年のポーランド生産台数は26万3,176台となり、前年を1.4%上回った。生産拠点である国内南部のティヒ工場では「フィアット」、「アバルト」、「ランチア」の3ブランドを生産しており、同年11月には累計生産台数が1,200万台を突破していた。
ティヒ工場はFCAグループの中でも先端設備を導入した拠点のひとつ。昨年の輸出比率は99%で、国別に見るとイタリアが10万530台、ドイツが3万1,337台、フランスが2万6,759台、英国が2万4,844台、スペインが1万8,941台、リトアニアが1万4,349台だった。
モデル別生産台数は、「フィアット500」が17万9,689台、「アバルト500」が2万1,015台、「ランチア・イプシロン」が6万
2,472台だった。