ロシアのリニアポリエチレン生産量、前年から32%増

ロシアにおける(LLDPE=直鎖状低密度ポリエチレン)の昨年の生産量は23万2,300トンで、前年から32%増加した。市場調査会社「マーケットレポート」の発表によると、同国内でLLDPEを最も多く生産したのは、タタールスタン共和国のニジネカムスクネフチェヒム(NKNKh)で、17%増の19万6,600トンだった。これに同共和国の首都カザンに拠点を置くカザンオルグシンテス(KazanOrgSintez)が前年比325%増の3万4,900トンで続いた。

昨年12月には石油化学大手シブール子会社のザプシブネフチェヒムがLLDPEの生産を開始しており、2020年の国内生産量はさらに増加する見通し。西シベリアのチュメニ州トボルスクにある同社の新工場の年産量は70万トンとなっている。

LLDPEは低密度ポリエチレンの1つで、フィルムやラミネートに用いられる。

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