露石化企業ティタン、フェノールとアセトンの生産施設が稼働

ロシアの石油化学企業ティタングループはこのほど、子会社のオムスクゴム(Omskij

kauchuk)が運営する工場でフェノールとアセトンの生産施設の稼働を開始した。ロシア政府の以前の発表によると、投資額は49億ルーブル(7,050万ユーロ)。ティタンは国営投資ファンドの産業開発基金からも一部借り入れを行った。130人を新規雇用する。

新施設ではプラスチック製品の原料となるフェノールを年間9万トンとアセトン5万5,800トンを生産する。今後さらに拡張し、フェノールとアセトンの原料となるキュメンを年間16万トン生産することも計画している。

開所式に出席したマントゥーロフ産業貿易相によると、同社によるフェノールとアセトンの生産を通じて輸入代替を進めるほか、2024年までに輸出額を25倍にすることを目指す。

新施設は2014年の事故により稼働を停止していた旧施設の跡地に建設された。(1RUB=1.72JPY)

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