チェコの12月鉱工業生産3.4%減、5カ月連続でマイナス

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2019年12月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で3.4%減少し、マイナス幅は前月から0.2ポイント拡大した。同業生産高のマイナスは5カ月連続。主要産業の「自動車」が10.3%減と大幅に低下したほか、「金属加工品」が前月の4.9%減から7.2%減へ一段と後退。「ゴム・プラスチック製品」は前月の6%増から2.9%の減少に転じた。「その他の輸送機械」(11.2%減)、「化学・化学製品」(7%減)も振るわなかった。

「電気設備」(9.1%増)と「基礎医薬品・医薬品製剤」(25.4%増)は上げ幅が前月からそれぞれ2.5ポイント、10.6ポイント拡大した。「機械・設備」は2.9%、「コンピューター・電子・光学機器」は0.4%増えた。

12月の新規受注高は前年同月比で2.7%減少した。税込平均賃金は7.2%上昇している。

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