リトアニアの航空整備会社FLテクニックスは19日、イタリアの同業フラッシュ・ラインメンテナンスを買収したと発表した。これにより欧州全域での運航整備場の数は50超に拡大し、欧州の保守・修理・分解検査(MRO)サービス業界で上位に躍進する。
フラッシュ・ラインメンテナンスはドイツ、フランス、イタリア、スペイン合わせて15の運航整備場を運営し、ウィズエアー、イージージェット、BAシティフライアーなどの格安航空会社(LCC)や貨物航空会社に運航整備サービスを提供している。
FLテクニックスはリトアニア、英国、インドネシア、中国に格納庫・作業施設を持ち、欧州、アジア・太平洋、アフリカ、ロシア・CIS諸国に運航整備サポート拠点を構える。中国では2018年、航空機リース会社の中国飛機租賃有限公司(CALC)および同子会社ARIと合弁で航空機整備・エンジニアリング子会社を設立している。