伊タイヤ大手ピレリ、ルーマニア工場を一時停止

伊タイヤ大手ピレリは18日、ルーマニア南部スラティナにある工場の操業を一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて需要が低迷していることに対応する。停止期間は23日から31日までで、再開後も当面は最小限の人員で操業する予定。

同社は2004年に現地子会社を設立、06年に生産を開始した。スラティナ工場では約4,000人が働く。

ルーマニアではコロナウイルスの流行に伴い現地自動車メーカーの生産停止が相次いでいる。地場メーカーのダチアはミオヴェニ工場の一時停止を発表した。米フォードも19日からクライヨバ工場の操業を停止しており、従業員の配置転換も実施する予定だ。

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