カザフスタン自動車最大手のサリアルカアフトプロム(SaryarkaAvtoProm)は3月28日、同国北部コスタナイの工場で米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)のシボレーブランド車の組立を開始した。従業員1,000人体制で年間2万6,000台を生産し、完成車の大半を近隣国に輸出する。初年度の輸出台数は1万3,000台を見込む。
同事業はサリアルカアフトプロムの親会社アルール(Allur)と、GMウズベキスタンを傘下に持つウズベキスタン自動車産業公社(ウズアフトサノアト)の提携の枠組みで行われる。当初はコンパクトカー「コバルト」、中型セダン「マリブ」、ミニバス「ダマス」、小型トラック「ラボ」を生産し、後にSUV「トラッカー」と「トレイルブレイザー」を追加する。
カザフスタンは自動車産業の育成に努めており、乗用車で50%、商用車・バスで60~65%の現調率を目指している。今年は10万台の自動車生産が見込まれている。