ハンガリー政府が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、3月28日から2週間の外出禁止措置を発令した。通勤、買い物、健康のためのスポーツは許されるが、人との間隔を十分にとることが要請されている。違反は警察により取り締まられる。
高齢者や既往歴のある人など重症化のリスクが高い人の代わりに用事を済ますことは認められている。65歳以上の人は買い物の時間が午前9時から12時までに制限される。飲食店は持ち帰り、配達に限り営業可能だ。
オルバン首相は外出禁止措置の発令に当たり、「これまでの対策も正しかったが、新患者数の減少が止まったため、人の動きを制限せざるを得なくなった」と説明した。政府では感染が6~7月にピークに達すると予想している。
政府は中央銀行とともに経済支援措置を実施しているが、4月の第2週までに追加的な行動計画を発表する予定だ。