ロシア国営ガスプロム傘下の石油会社ガスプロムネフチは3月26日、石油天然ガス開発支援サービス大手の米ハリバートンと新たな技術提携で覚書を交わした。西シベリアのアキモフ油槽の開発に関わる技術ソリューションの開発に共同で取り組む計画だ。
ガスプロムネフチは2013年、ハリバートンと油田開発での新技術導入と稼働効率向上のための戦略的提携を交わし、関係を深めている。今回の提携では、アキモフ油槽の調査・開発から特殊技術やソリューションの採用まで含めた油井建設プロジェクトの枠組み策定と、生産最適化に関わる技術プログラムの開発を行う。
ガスプロムネフチは垂直統合型の石油会社で、国内に油田、石油精製、販売会社など合わせて70超の子会社を有する。新ソリューションやアプローチを導入し、油田開発分野で技術の主導権を握ることを戦略目標に掲げており、ハリバートンとの提携深化が工程のデジタル化やハイテク油田プラント建設での効率向上につながると期待している。