新型コロナウイルスの感染抑制措置により社会生活や経済活動が大幅に制限される中、チェコ政府は13日に正常化のための規制解除実行計画を採択した。新規感染者の増加につながらないことを前提としたうえで、小売・サービス業の営業や学校教育の再開について6月上旬までの段階的なロードマップとなっている。感染状況を見極めながら、6月に改めて次の段階の規制解除を検討する方針だ。
まず今月20日から手工業者、屋外定期市場、自動車販売業者の営業を許可する。小売業については敷地面積が5,000平方メートルを超えるショッピングセンター内の店舗を対象外としたうえで、27日から営業面積200平方メートル以下の店舗、5月11日から1,000平方メートル以下の店舗、6月8日から1,000平方メートルを超える店舗の営業を認める。
5月25日からは飲食店の持ち帰りサービスと屋外営業が許可されるほか、美容室、美術館、動物園の屋外施設などが利用できるようになる。
6月8日からは飲食業の店内営業と宿泊業を許可。劇場や宮殿など文化施設の利用も認めるが、文化、娯楽、スポーツイベントは参加者数50人以下に限り実施できる。スポーツ施設とフィットネスクラブは5月11日から営業できるが、更衣室とシャワー室を使用しないことが条件だ。