仏自動車大手ルノーのスロベニア子会社レボズ(Revoz)は19日、同国南東部のノヴォ・メストにある工場で従業員400人を解雇することを明らかにした。新形コロナウイルスの影響による需要減を受けたもので、今後は夜間の生産を中断する予定。同社はコロナウイルスの感染拡大を受け6週間にわたり操業を停止した後、4月28日に生産を再開していた。
同工場ではルノーの小型車「クリオ」の5代目モデルのほか、コンパクトカー「トウィンゴ」と、兄弟車のスマート「フォーフォー」の電動モデルを生産している。
レボズはスロベニア唯一の自動車メーカーで、同国最大の輸出企業。1992年にルノーの傘下に入った。従業員数は3,400人。