EBRDがユーロバンク・セルビアに融資、コロナ危機特別融資制度で

欧州復興開発銀行(EBRD)が5月初め、セルビアのユーロバンク・セルビア(EBS)に4,000万ユーロを融資した。新型コロナウイルス危機による経済影響を緩和するための特別融資スキーム「レジリエンス・フレームワーク」による融資で、EBSはこれを資金難に陥った国内中小企業や地方自治体への融資に充てる。

EBRDは今回の融資を通して、コロナ危機下の厳しい状況でもEBSが支障なく営業を継続し、企業融資で競争力を維持して市場で効果的に事業を展開できるよう支援する。

EBSはギリシャを本拠地とするユーロバンク・エルガシア・グループの子会社で、2006年、現地銀行の買収により誕生した。資産額が14億7,000万ユーロで、国内業界第10位につける。市場シェアは4.5%。小口金融事業(リテール)と企業顧客事業(ホールセール)を展開する。

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