ダチア、1100人を6月末まで一時解雇

仏ルノーのルーマニア子会社ダチアが中南部にあるミオベニ工場の従業員1,100人を一時解雇した。現地通信社メディアファクスが社内組合関係者の情報として報じたもので、新型コロナウイルス流行による需要の落ち込みを受けて今月2日から30日までの期限付きで実施する。

ダチアは3月半ば、ルーマニアの緊急事態宣言を受けてミオベニ工場の操業を停止し、従業員約1万4,000人を一時帰休させたが、5月4日に生産を再開した。ミオベニ工場ではダチアブランドの「サンデロ」、「ローガン」、「ローガンMCV」、「ダスター」の組み立てに加え、エンジン、ギアボックス、車台の製造やアルミ部品鋳造を行っている。今回の措置は板金および機械加工部門の従業員が対象となっている。