エストニアで初の「廃プラ舗装道路」完工、実証実験を実施

エストニアでこのほど、プラスチック廃材を混ぜたアスファルトで舗装した道路の建設事業の第1号が完了した。同国の気候に対応できるかどうか確かめるためのプロトタイプとして施工されたもので、来年の春に状態を調査する。

道路管理局(MNT)によると、この道路は中部パイデに近いマエキュラとスールパルを結ぶ2.3キロメートル区間だ。英スコットランドのマクリーバー(MacRebur)のアスファルト強化材を配合したアスファルトを用い、地元建設会社ヴェストン・エヒトゥスが舗装した。

マクリーバーは廃プラスチックをペレット状に細かく破砕し、アスファルト強化材として販売している。プラスチックのリサイクルに役立つのはもちろん、この強化材を配合したアスファルトは従来のものに比べて耐用性が高いという。

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