独クノールブレムゼとロシア国鉄が提携、次世代高速鉄道開発で

商用車・鉄道車両用ブレーキ大手の独クノールブレムゼは6月25日、ロシア国鉄(RZD)及び現地エンジニアリング企業ECRT(モスクワ)と次世代高速鉄道の開発に向けて戦略提携すると発表した。まずは高速鉄道車両の部品開発・生産で協力。将来的には車両本体の共同開発も視野に入れる。投入路線は明らかにしていないものの、2026年から運行開始する予定だ。最高速度は300キロ以上に達するという。

同プロジェクトでクノールブレムゼは高速鉄道の車両プラットフォーム(構造・機器システム)に関するノウハウを提供する。高性能エアブレーキや冷暖房空調設備(HVAC)の分野で強みを活かせるとみている。

ECRTはRZDと現地鉄道車両メーカー、シナラ(Sinara)の合弁会社。ロシアでは現在、モスクワーサンクトペテルブルク間およびニジニ・ノブゴロド間で独シーメンス製の高速鉄道車両「サプサン」16編成が運行されている。

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