トルコ、時短手当を1カ月延長

トルコ政府が時短労働者に対する賃金助成(時短手当)措置と、低所得の子持ち世帯に対する支援金措置を7月末まで1カ月延長した。これによる追加支出は180億リラ(26億米ドル)に上る。時短手当は、トルコで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された今年3月に導入された。

エルドアン大統領は、今年第1四半期の成長率が4.5%に上ったことや、6月の経済信頼感指数が前月の61.7から73.5へ改善したことを指摘。これらの数字がトルコ経済の底力と、景気が急速な回復に入った事を示していると強調した。

欧州復興開発銀行(EBRD)は5月のトルコ経済予測で、今年は3.5%縮小するが、来年は6%の拡大に転換するとみている。一方、国際通貨基金(IMF)は今年の成長率をマイナス5%と予想している。(1TRY=15.69JPY)

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