スズキ自動車のハンガリー子会社、マジャールスズキは22日、ブダペスト近郊のエステルゴム工場における通産生産台数が350万台を突破したと発表した。350万台目はコンパクトSUV「ビターラ」のハイブリッド(HV)モデルだった。
エステルゴム工場はスズキにとり日本、インドに次ぐ生産規模を誇る。製品の大半を輸出しており、昨年は総生産数18万台のうち88%を世界123カ国に出荷した。スズキは昨年、HVモデルの生産に向け同工場に6,000万ユーロの投資を実施。これまでの投資残高は19億ユーロに上る。
同工場は現在3代目となる「スイフト」を1992年に生産開始したのを皮切りに、小型ワゴン車の「ワゴンR」(2000年)、クロスオーバーSUVの「イグニス」(2003年)と「SX4」(2006年)、小型ハッチバック「スプラッシュ」(2008年)、「SX4 Sクロス」(2013年)、「ビターラ」(2015年)と生産モデルを拡充してきた。
マジャールスズキの昨年の売上高は24億1,000万ユーロ。うち輸出分が20億7,000万ユーロだった。