トルコEV国民車メーカーTOGG、独FEVと提携

トルコのヴァランク産業技術相は3日、トルコ自動車合弁会社(TOGG)がドイツのエンジニアリング企業FEVと、トルコ初の電動(EV)国民車の生産で提携することで合意したと発表した。政府はブルサ県ゲブゼのITパークを、自動車・テクノロジー分野の国際的企業が集まる新しい産業ハブに育てる方針で、同相は「この目標にまた一歩近づいた」と歓迎の意を表した。

TOGGは先月、ブルサ県ゲムリクで工場建設に着手した。年17万5,000台の生産能力を整備し、2022年から量産体制に入る計画だ。30年までにミドルクラスのSUV、セダン、ハッチバック、コンパクトクラスのSUV、ミニバンの5モデルを市場に投入する。

ヴァランク産業技術相によると、EV国民車のプロトタイプが発表された昨年12月27日以来、ITパークへの入居申請が50%増加した。最近ではドイツのエンジニアリング企業EDAGが、やはりTOGGとの提携の枠内で同パークに拠点を設けた。これまでに112社が進出している。

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