人工知能(AI)を用いた実店舗の分析ソリューションを開発している。店内の客の動きをデータ化したものを収集し、AIで分析することで顧客の行動を可視化する。店舗側は商品構成や売場作り、販促企画などについて、ウェブストアと同様にデータに基づく施策を打てるようになる。
同社のソリューションは、店内の客の動きを追跡する「Cosmose Analytics」、得られたデータを分析し販促活動に役立てる「Cosmose AI」、オンライン広告のターゲット化を行う「Cosmose Media」の3つで構成される。必要なデータは、データプロバイダーがWi-Fiやブルートゥースを通じて収集したものを取得するため、店舗側でハードウエアやビーコンの設置、ソフトのインストールなどは必要ない。データシステムの構成規模は現在、スマートフォン10億台分、店舗数36万というもので、2022年までに20億台と1,000万店に拡大する見込みだ。
2014年の設立で、スタッフ数は約40人。現在は中国を主力市場とする。研究開発拠点をワルシャワに置くほか、ニューヨーク、上海、香港にオフィスを持つ。同社によると、評価額は1億米ドルを超えているという。
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