ロシア経済、けん引役は製造業・IT・建設に

ロシア経済開発省がこのほど発表した最新の社会経済見通しで、鉱業を除く基盤部門(移出産業)の成長率が今年のマイナス5.3%に対し、2021~23年は3.6~4.1%のプラスに転じると予想している事が分かった。化学、食品、木材加工といった輸出産業や、製造業、情報技術(IT)、建設などが成長をけん引する。

鉱業は外需の弱さと石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国でつくる「OPECプラス」の協調減産で、21年成長率が1.2%(20年:マイナス8.4%)にとどまる。22年には4.7%へ上昇する。

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