韓国電装品メーカー京信、セルビア工場を来年3月に開設

韓国自動車部品メーカーの京信はセルビアに建設中の工場を来年3月までに前倒しで開設する計画だ。建設地の中部スメデレブスカ・パランカのニコラ・ブセン市長が23日に明らかにしたもので、当初は8月の稼働開始を予定していた。完成後は京信にとり欧州初の生産拠点として、電気駆動車向けの電装部品を製造する。

新工場は今年5月に着工した。投資額は2,500万ユーロ。10月までに建設を完了し、工場設備の設置工事に移る。700人を雇用する。

同社はワイヤーハーネスや電圧コネクターなどの電装部品を生産し、韓国メーカーのほかフォルクスワーゲン(VW)、BMW、フォード、ボルボなどに供給している。韓国国外では中国、カンボジア、インド、米国、メキシコ、ホンジュラスに生産拠点を持つ。2004年から住友電装と住友電気工業が資本参加している。

上部へスクロール