ポーランドのコロナ治療薬、治験段階に

ポーランドの製薬大手バイオメッド・ルブリン(Biomed Lublin)は23日、開発中の新型コロナウイルス治療薬の治験に入ることを明らかにした。同治療薬はコロナウイルス感染症から回復した人や無症状の患者の血漿(しょう)から取り出した免疫グロブリン(Ig)を含む。政権与党「法と正義」のチェレイ党首は、治療効果のある世界初の薬だと自信を示した。

バイオメッド・ルブリンのピローク社長によると、新薬の治験はワルシャワなど4つの都市で実施される予定。同国のニエジエルスキ保健相は今月に入り、来春にもコロナウイルスのワクチンが処方できるようになると発表していた。