イスラエルがスマート農業技術の市場として南欧・東欧に注目している。国産技術のプロモーション企業インプロベイトは10月29日、これらの地域の政府高官を招待し、ビデオ会議で「スマート農業会議」を開催。各国の課題を聞くとともに、イスラエルの業界企業にプレゼーションの機会を設けた。
会議にはギリシャ、クロアチア、ブルガリア、ルーマニア、ポーランド、北マケドニア、イスラエルの政府高官らが出席。政府代表としてイスラエルの技術に関心を示し、自国への進出を促した。また、議長を務めたブルガリアのプレネリエフ前大統領は、欧州連合(EU)の助成制度を活用する道についても説明した。
イスラエル企業側からは、アグリゴー(Agrigo、畜産向けハイテク・ソリューションのEPC請負)、グロフィット(Gro-fit、コストパフォーマンスの高い精密農業用センサー、ソフトウエア)、ルーツ(Roots、根域制御システム)、グラウンドワーク・バイオアグ(Groundwork BioAg、農家向け菌根菌)、アグロスカウト(AgroScout、ドローンによる病害虫センシング)、アダマ(Adama、雑草、病害虫の防除ソリューション)が自社の技術・製品を紹介した。