クラウドベースのソフトウエアサービス(SaaS)ソリューション大手の仏ジェネリクス(Generix)グループは10月26日、ルーマニア北西部のクルジュに子会社のジェネリクス・ソフト・グループ・ルーマニアを設立すると発表した。同社にとり東欧初のソフトエンジニアリングのコンピテンスセンターとして研究開発(R&D)力を強化し、サービスの向上を図る。
ルーマニア子会社はすでに買収済みの現地IT会社を母体とする。デザイナー・開発者を中心に従業員は約70人。倉庫管理システム(WMS)、配送管理システム(TMS)、ペーパーレス化ソリューションの開発で、フランスとカナダのコンピテンスセンター担当者と密接に連携する。
ジェネリクスは1990年設立。製造業、物流、小売業のサプライチェーン機能最適化に向けたプラットフォーム「ジェネリクス・サプライチェーン・ハブ」など多様なSaaSソリューションを提供する。仏スーパー大手カルフールや乳製品ダノンをはじめ世界約60カ国に6,000社超の顧客を持つ。