ウルトラキャパシタの開発を手がけるエストニアのスケルトン・テクノロジーズはこのほど、4,130万ユーロの資金調達に成功したことを明らかにした。同社に投資する既存の投資家はすべて増資に応じたもよう。資金調達には金融大手UBSが助言した。同社はこれまでに計9,300万ユーロの投資を集めている。
スケルトン・テクノロジーズはウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)と呼ばれる大容量コンデンサーやエネルギー貯蔵システムの開発と生産を行っている。製品の供給先には自動車、運輸関連企業、送電会社などがある。同社の売上高は今年、新型コロナウイルスによる景気の減速にも関わらず2年連続で3倍増となる見通し。すでに今後数年間に渡る1億5,000万ユーロに上る契約を獲得している。
同社はIT、エレクトロニクス、電気工学の開発拠点をエストニアのタリンに置き、製品の製造はドイツで行っている。従業員数はドイツの拠点と合わせ140人。