インフラ建設大手の中国電力建設集団(パワーチャイナ)はこのほど、ウクライナの風力発電事業者「ウィンドファーム」と発電容量800メガワット(MW)規模の風力発電ファームを建設することで合意した。ウィンドファームの発表によると投資額は10億ドル。完成後は同国最大の風力発電ファームとなる。事業は政府助成を受けることなく実施される予定。
風力発電ファームはウクライナ東部ドネツク州のマングシュとニコルスキに建設される。建設時期や期間などの詳細は明らかにされていないが、現地紙「キエフポスト」によるとパワーチャイナが施設の設置を行う。ウィンドファームは国営電力会社のウクルエネルゴと電力の託送契約を締結する。
ウィンドファームがこれまでにウクライナで手掛けた風力発電プロジェクトによる総発電容量は計1.3ギガワットに上り、うち400MW分の施設が運用を開始している。