中欧テック企業成長率ランキング、チェコとポーランドが依然優勢

大手会計事務所のデロイト・トウシュ・トーマツが19日に発表した最新の中欧テック企業成長率ランキングで、上位50社のうち21社をチェコ、15社をポーランドの企業が占めた。2019年(チェコ19社、ポーランド11社)に続き、両国の企業の優勢が目立つ。

ランキングの基準となる過去4年間の成長率を企業別にみると、トップはセミオーダー包装材を手がけるポーランドのパックヘルプで、9.077%の成長を記録した。2位は物流企業のドードー(8.427%、チェコ)、3位は賃貸住宅仲介サイト運営のウロフド7モフ(UlovDomov、5.535%、チェコ)、4位は家具検索サイトのファヴィ(FAVI、3,389%、チェコ)、5位は神経科・整形外科患者の四肢運動を支援するロボットを開発したエグゾテック(2.932%、ポーランド)、6位は暗号資産(仮想通貨)の取引・換金を手がけるエレクトロコイン(2.627%、クロアチア)、7位はラボラトリー情報管理システム(LIMS)のソリューション4ラボズ(2.367%、ポーランド)、8位は一般向け遺伝子検査サービスなどを提供するズドロヴェゲニ(1.951%、ポーランド)、9位はセミオーダー家具のティルコ(1.788%、ポーランド)、10位はマーケティング担当者向けソーシャルメディア管理ツールのコンテンティノ(クロアチア、1.536%)だった。

チェコ、ポーランド以外ではクロアチアから5社、ブルガリアから3社、スロバキアから2社、エストニア、コソボ、ラトビア、リトアニアから各1社が50位内に入った。

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