チェコの5G入札、5社が落札

チェコ通信局(CTU)はこのほど実施した第5世代移動通信システム(5G)の周波数帯の入札で、携帯電話サービス大手3社を含む5社が割当枠を確保したことを明らかにした。大手3社は英O2とボーダフォン、ドイツのTモバイル。これら3 社は700メガヘルツ(MHz)帯を全国での通信サービスの提供に利用する予定。

一部報道によるとO2は10 MHzの帯域を2ブロック獲得した。緊急時の通信確保と国内でのローミングサービスを提供していくことが条件となっている。

3,400 MHzから3,600 MHzの周波数帯では、O2とセンターネットが20 MHzの周波数帯域幅を獲得した。両社はこの帯域幅をインダストリー4.0(I4.0)のために利用する必要がある。残りの帯域幅はボーダフォン、Tモバイル、地場のノルディック・テレコムが落札した。

同国では高めに設定されている通信料金を引き下げるため競争を導入する声が高まっていた。

CTUによると、5社の落札額の合計は55億9,600万コルナ(2億1,200万ユーロ)に上った。ハブリチェク産業相は、新規参入により競争圧力が増し、5G通信へのアクセスが改善することへの期待感を示した。(1CZK=4.66JPY)

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